「今度こそ」と決意しては三日坊主を繰り返していた僕が、『「変わりたい」けど、「変われない自分」から抜け出すための行動の仕組み化』を読んで意志力に頼るのをやめた理由
「今年こそ変わる」と誓っては、いつの間にか元通りになっていませんか
年始や誕生日のたびに、手帳に「今年こそ変わる」と書いてきました。早起きする、資格の勉強をする、副業を始める。決意したその日は驚くほどやる気があるのに、1週間もすると仕事の忙しさを言い訳にして、気づけば元の生活リズムに戻っている。そんなことを何年も繰り返してきて、「自分は意志が弱いんだ」と思い込んでいた時期がありました。
そんなときに手に取ったのが、わかさ生活の創業者である角谷建耀知さんが書いた本書です。タイトルを見た瞬間、「これはまさに自分のことだ」と思わず苦笑いしてしまいました。
本の紹介
本書は、「変わりたいのに変われない」という誰もが一度は経験する悩みに対して、精神論や根性論ではなく「仕組み」で解決していこうというスタンスの一冊です。著者自身が事業を立ち上げ、組織を成長させてきた実務家であり、意志の力に頼らずに学習・思考・挑戦を継続する具体的な工夫が、実体験を交えて語られています。「変わる」ことを個人のがんばりの問題として片付けず、環境や行動の設計の問題として捉え直している点が、僕にとって目からうろこでした。
心に残った言葉・要点
①「変われないのは意志が弱いからではない」という前提
本書がまず示してくれるのは、行動が続かないのは性格の問題ではなく、続けやすい仕組みが整っていないだけ、という前提です。この一文だけで、これまで自分を責め続けてきた気持ちがふっと軽くなりました。「自分はダメな人間だ」ではなく「まだ仕組みができていないだけ」と捉え直せるようになったのは、本書から受け取った一番大きな変化です。
②ハードルは「意志」ではなく「行動の設計」で下げる
やる気に頼るのではなく、行動そのもののハードルを物理的に下げる工夫が紹介されています。やりたい行動を始めやすい状態にしておく、逆にやめたい行動は始めにくい状態にしておく。単純な考え方ですが、実際に自分の環境を見直してみると、いかに「意志力任せ」で物事を続けようとしていたかに気づかされました。
③小さな挑戦を「仕組み」として繰り返す
大きな変化を一気に起こそうとするのではなく、小さな挑戦を無理なく繰り返せる仕組みを作ることの大切さも印象に残りました。挑戦のハードルを下げて回数を確保することで、結果的に大きな変化につながっていくという発想です。「まず1回やってみる」を仕組みの中に組み込む、という考え方は、今の自分の行動計画にもそのまま取り入れています。
④他者を巻き込むことでレジリエンスを高める
自分ひとりの意志だけで変化を続けようとすると、必ずどこかで折れてしまう。本書では、他者の存在をうまく仕組みに組み込むことで、心が折れそうなときに立て直す力(レジリエンス)を高められると語られています。ひとりで抱え込みがちだった僕にとって、「巻き込むことも仕組みのうち」という視点は新鮮でした。
読み終えての決意・変化
読み終えてから、僕は「今年こそ変わる」という抽象的な決意をやめました。代わりに、続けたい行動をできるだけ始めやすい形に環境ごと設計し直すことを意識しています。まだ完璧にはできていませんが、「意志が弱いから続かない」と自分を責める回数は、確実に減りました。
さいごに
「変わりたいのに変われない」と自分を責め続けている方には、ぜひ手に取ってほしい一冊です。『「変わりたい」けど、「変われない自分」から抜け出すための行動の仕組み化』は、意志力に頼らず前に進むための具体的なヒントを与えてくれる本でした。
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