『エフォートレス思考』

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「正しいことを頑張っているのに、なぜかいつも疲れ果ててしまう」人へ、『エフォートレス思考』を読んで力の抜き方を学んだ理由

「絞ったはずなのに、なぜこんなに疲れているんだろう」

以前『エッセンシャル思考』を読んで、本当に重要なことだけに絞って取り組む大切さを学び、実際にタスクをかなり減らしたはずでした。それなのに、絞り込んだはずの「本当に重要なこと」に取り組むたび、なぜか毎回全力を使い果たしてぐったりしてしまう。「何をやるか」は間違っていないはずなのに、なぜこんなに疲れるんだろう――そんなモヤモヤを抱えていたときに出会ったのが、同じ著者グレッグ・マキューンさんによる『エフォートレス思考 努力を最小化して成果を最大化する』でした。『エッセンシャル思考』が「何を」やるかを教えてくれたのに対し、この本は「どのように」やるかを極めるための一冊だと知り、まさに今の自分に必要な続きだと感じました。

本の紹介

本書は、重要なことを見極めた後、それをいかに「無理なく」「消耗せずに」やり遂げるかというテーマを扱っています。頑張れば頑張るほど成果が出るという思い込みそのものを問い直し、力を抜いた状態でも成果を出し続けるための考え方や具体的な仕組みが、豊富な実例とともに紹介されている点が印象的でした。出版社(かんき出版)の発表によれば50万部突破と紹介されており(発表時点は明記されておらず、情報源によって数字に幅があります)、シリーズとして注目を集めている一冊でもあります。

心に残った言葉・要点

①「頑張りすぎ」が、かえって成果を遠ざけていることがある

本書は、努力の量と成果の量が必ずしも比例せず、むしろ疲弊しすぎることで判断力や集中力が落ち、成果が遠のいてしまう場合があると指摘します。僕は「大変なことをやり遂げてこそ価値がある」と思い込んでいましたが、その頑張りすぎ自体が自分のパフォーマンスを下げていたのかもしれないと気づかされました。

②始める前の心の状態を整える「エフォートレス・ステート」

何かに取り組む前に、心と身体が疲れ切った状態のままでは、どんなに重要なことでも力を発揮できない、という考え方も新鮮でした。本書は、十分な休息や心の余白を持つことを、怠けではなくパフォーマンスのための土台として位置づけています。僕自身、休むことに罪悪感を持ちがちだったので、この視点には肩の力が抜ける思いがしました。

③最初の一歩を、驚くほど小さくする

取りかかるハードルそのものを極端に下げ、「これなら今すぐできる」というレベルまで最初の一歩を小さくする、という考え方も印象的でした。大きなタスクを前にすると身構えて後回しにしていた僕にとって、「小さすぎるくらいでいい」という許可をもらえたことは、行動に移すハードルを大きく下げてくれました。

④一度作った仕組みは、何度でも力を使わずに繰り返せる

毎回ゼロから気合いで取り組むのではなく、一度うまくいったやり方をテンプレートや仕組みとして残しておくことで、次からは同じ努力を繰り返さなくて済む、という考え方も心に残りました。僕は同じような作業のたびに毎回一から考え直していましたが、仕組み化しておけば、その分の労力を別のことに使えるのだと気づかされました。

読み終えての決意・変化

読み終えてから、僕は大きな仕事に取りかかる前に、まず自分がきちんと休めているかを確認するようになりました。そして取りかかるときも、いきなり全力を出そうとせず、「まずはこれだけやる」という最小の一歩から始めるようにしています。同じ作業を繰り返す場面では、次のために簡単なメモやテンプレートを残す習慣もつけました。すべてが劇的に変わったわけではありませんが、以前より力を使い切らずに一日を終えられる日が増えた気がしています。

さいごに

正しいことに取り組んでいるはずなのに、なぜかいつも消耗しきってしまう、という方には、ぜひ本書を読んでみてほしいです。『エフォートレス思考』は、『エッセンシャル思考』で学んだ「何を」やるかの先にある、「どう力を抜きながらやり遂げるか」を教えてくれる一冊でした。

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