毎日忙しいのに成果が出ないと悩んでいた僕が、『仕事ができる人の頭のなか』を読んで仕事の進め方を変えた理由
毎日残業してタスクをこなしているはずなのに、なぜか同期のほうが評価されている。自分のほうが忙しく働いている自覚があるのに、成果としては見劣りしてしまう。そんなモヤモヤを抱えていた時期に、「あの人はなぜあんなに涼しい顔で仕事を終わらせられるんだろう」と、隣の席の先輩の仕事ぶりを眺めながらよく考えていました。
そんなときに読んだのが『仕事ができる人の頭のなか』です。著者の木暮太一さんは「言語化コンサルタント」として知られていますが、本書のテーマは言葉の使い方そのものではなく、「仕事ができる人が、頭の中でどうタスクを捉え、どう進めているか」という仕事の進め方そのものに焦点が当てられています。同じ著者が言語化をテーマにした本を出していることは知っていましたが、本書は「考え方を言葉にする技術」ではなく「仕事の段取りの立て方」に絞られている点に惹かれて手に取りました。
本の紹介
本書は、単なる時短テクニックやタスク管理ツールの紹介ではなく、「仕事ができる人は、そもそもタスクの捉え方が違う」という前提から出発しています。同じ仕事量をこなしていても、頭の中で何を優先し、どこにエネルギーを配分するかという思考の順番が違うだけで、成果に大きな差が生まれる、という視点が本書全体の軸になっています。
心に残った言葉・要点
①「忙しさは、頭の中が整理されていない証拠」
最初にドキッとしたのがこの一節でした。自分では「仕事が多いから忙しい」と思っていましたが、本書は、忙しさの多くは仕事量そのものではなく、優先順位や全体像が頭の中で整理されていないことによって生まれると指摘します。目の前のタスクに追われるように動いていた自分の姿と重なり、耳が痛くなりました。
②「作業前に”完成形”を思い描いているかどうか」
仕事ができる人は、作業を始める前にゴールの完成形を具体的にイメージしてから動き出す、という指摘も印象的でした。自分は資料作りひとつとっても、とりあえず手を動かしながら考えるタイプだったので、着地点が見えないまま何度も作り直す羽目になっていたのだと納得しました。
③「全部を丁寧にやろうとしない」
意外だったのは、「仕事ができる人ほど、力の抜きどころを分かっている」という考え方です。すべてのタスクに全力を注ぐのではなく、成果に直結する部分にだけエネルギーを集中させ、それ以外は思い切って手を抜く。真面目にすべてを丁寧にこなそうとしていた自分にとって、この発想の転換は大きな気づきでした。
④「頭の中の”地図”を先に描いてから動く」
本書では、仕事全体の構造を俯瞰する「地図」を頭の中に描いてから個々のタスクに取りかかることの重要性が繰り返し語られます。目の前の作業に飛びつく前に、まず全体像を掴む一呼吸を置く。この習慣を意識するようになってから、手戻りの回数が明らかに減ってきたと感じています。
読み終えての決意・変化
この本を読んでから、朝一番に「今日のタスクの完成形」を簡単に紙に書き出してから仕事を始めるようにしています。以前は忙しさに流されてその日の終わりに何をやったか振り返っても曖昧でしたが、今は一日の終わりに「何を進められたか」を自分の言葉で説明できるようになってきました。
締めくくり
忙しく働いているはずなのに成果につながらないと感じている方には、この本を読んで一度、自分の「仕事の進め方」そのものを見直してみることをおすすめしたいと思います。テクニックの前に、まず頭の中の使い方を変えることから始めてみませんか。
Amazonで見る(単行本)
Amazonで見る(Kindle版)
楽天市場で見る
※本サイトはAmazonアソシエイト・プログラムの参加者であり、適格販売により収入を得ています。
※本サイトは楽天アフィリエイトプログラムの参加者です。
コメントを残す