『精神科医Tomyがやっているほぐれる休み方』

執筆者:

カテゴリ:

土日ちゃんと休んだのに月曜からもう疲れている人へ、精神科医が教える”休みベタ”の直し方『精神科医Tomyがやっているほぐれる休み方』を読んで休日の過ごし方を見直した理由

😮‍💨 予定を詰め込んだ休日の夜、なぜか余計に疲れている自分に気づいていませんか?

先日の休日、僕は「せっかくの休みだから」と、朝から溜まっていた家事を片付け、午後は前から気になっていたカフェに出かけ、夜は積読していた本を読もうと意気込んでいました。やることリストを全部消化できて、傍から見れば充実した一日だったはずです。でも布団に入った瞬間、体はぐったり重く、頭の中は「明日からまた仕事か」という憂うつでいっぱいでした。休んだはずなのに、休めていない。この感覚、正直これまで何度も味わってきました。

「休み方が下手なのかもしれない」と思いながら本屋を歩いていたときに目に留まったのが、精神科医Tomyさんの『精神科医Tomyがやっているほぐれる休み方』でした。テレビ番組にも出演されている現役の精神科医が、患者さんの心と向き合ってきた立場から「なぜ現代人は休んでも休んだ気にならないのか」を解き明かし、具体的な休み方を提案してくれる一冊だと知り、これは自分のためにある本かもしれないと感じてすぐに手に取りました。

📖 「頑張って休もうとする」こと自体が、休めない原因だと教えてくれる本

読み進めてまず腑に落ちたのは、休日にあれこれ予定を詰め込んで「有意義に過ごさなければ」と力が入っている時点で、すでに体は緊張状態のままだという指摘でした。僕らはつい、平日の頑張りと同じテンションで休日にも「タスク」をこなそうとしてしまいがちです。でも心と体をほぐすためには、まず「何もしなくていい」という許可を自分に出すところから始める必要がある、というのが本書の立場です。

精神科医という専門性が生きているのは、単に「ゆっくりしましょう」で終わらせず、なぜ人は休むことに罪悪感を覚えてしまうのか、緊張が抜けない体にはどんなクセがあるのかを、臨床の視点からわかりやすく解きほぐしてくれる点でした。休み下手な人に向けて、今日からできる具体的な行動として提案されているところに、実用書としての誠実さを感じました。

①🛌 「疲れが取れたら動く」ではなく「動いたら疲れが取れる」場合がある

最初に価値観を揺さぶられたのが、疲れているときほど布団でじっとしているのが正解とは限らない、という話でした。心の疲れの場合、むしろ軽く体を動かしたり、環境を変えたりするほうが、頭の中のもやもやが晴れて結果的に楽になることがある、という考え方です。

僕はこれまで「疲れた=とにかく寝て動かないのが正義」だと思い込んでいて、休日は極力横になって過ごすようにしていました。でも実際にはベッドの中でスマホを眺めながら悶々とする時間が長くなるだけで、かえって疲労感が抜けていなかったことに気づかされました。この本を読んでから、疲れている日ほど「あえて5分だけ外の空気を吸いに行く」を試すようになり、頭の切り替わり方が以前より軽くなった実感があります。

②🧠 休日の「予定を立てすぎる」こと自体がストレス源になっている

もうひとつ印象的だったのが、休日をきっちりスケジュールで埋めてしまう人ほど、実は心が休まっていないことが多い、という指摘でした。予定を詰め込むこと自体が「こなさなければいけないタスク」を増やしているだけで、平日の働き方をそのまま休日に持ち込んでいる状態だというわけです。

耳が痛い話でした。僕はまさに「休日を無駄にしたくない」という思いから、朝から晩までやることを決めてしまうタイプでした。この本を読んでからは、休日のスケジュールにあえて「何も決めない時間」を1〜2時間確保するようにしています。最初は手持ち無沙汰で落ち着かなかったのですが、慣れてくるとその時間こそが一番体の力が抜けている感覚に気づきました。

③💬 「休むのが下手」なのではなく「休み方を教わってこなかった」だけ

心にすっと入ってきたのが、休み下手な人は性格や意志の弱さの問題ではなく、単純に「効果的な休み方」を誰からも教わってこなかっただけだ、という視点でした。勉強や仕事のやり方は教えられても、休み方は誰も体系立てて教えてくれない、というのは確かにその通りだと感じました。

自分を責めがちだった僕にとって、これは救いになる言葉でした。「自分は要領が悪いから休むのも下手なんだ」と思っていたのですが、そうではなく、単に休むための技術を知らなかっただけなんだと考え直せるようになりました。それからは、休み方も仕事のスキルと同じように「試して、調整して、身につけていくもの」だと捉えるようになり、気負わずに色々な休み方を試せるようになりました。

④🌙 「気持ちの切り替え」は寝る直前ではなく、寝る何時間も前から準備するもの

最後に印象に残ったのが、質の良い休息は寝る直前にどうにかしようとしても手遅れで、夜のもっと早い時間帯から少しずつ気持ちを仕事モードから切り離していく準備が必要だ、という話でした。布団に入ってから「早く寝なきゃ」と焦るほど、かえって目が冴えてしまうという悪循環にも触れられていました。

僕はまさに、寝る直前までスマホで仕事のメールをチェックしたり、翌日の段取りを考えたりしてしまうタイプでした。この本を読んでからは、夜21時を過ぎたら仕事関連の情報には触れない、というゆるいルールを自分に課すようにしています。完璧に守れているわけではありませんが、意識するようになっただけで、布団に入ってから眠りにつくまでの時間が明らかに短くなったと感じています。

📌 読み終えて、僕の休日の過ごし方が変わったこと

この本を読み終えて一番変わったのは、「休みは有意義に使い切るもの」という思い込みから、「休みは体と心の力を抜くために、あえて何もしない時間を作るもの」という考え方に切り替わったことです。

すべての休日が完璧に整うようになったわけではありません。それでも、疲れた日には軽く体を動かしてみる、予定を詰め込みすぎない、寝る何時間も前から仕事モードを手放す準備をする——この3つを意識するだけで、月曜の朝の重さが以前より軽くなってきたと感じています。

📚 「休んだはずなのに疲れが取れない」あなたへ

もし今、休日をしっかり過ごしているつもりなのに、なぜか疲れが抜けないと感じているなら、それは頑張りが足りないのではなく、休み方そのものを見直すタイミングなのかもしれません。

『精神科医Tomyがやっているほぐれる休み方』は、精神科医としての臨床経験に裏打ちされた視点から、休みベタな人に向けて具体的な行動を提案してくれる一冊でした。同じように「休んでも休んだ気がしない」と感じているなら、ぜひ一度手に取ってみてほしいです。

Amazonで見る(単行本・だいわ文庫)

Amazonで見る(Kindle版)

※本サイトはAmazonアソシエイト・プログラムの参加者であり、適格販売により収入を得ています。

コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です