『Not To Do List』

執筆者:

カテゴリ:

「もっと頑張らなきゃ」と新しい習慣ばかり増やして疲れてしまう人へ、”やめる”視点を教える一冊『Not To Do List』を読んで引き算で生きると決めた理由

➕ 「良い習慣」を増やそうとして、逆に息切れしていませんか?

自己啓発本を読んでは「朝活を始めよう」「英語の勉強をしよう」「筋トレを習慣にしよう」と、やることリストばかりをどんどん増やしていた時期がありました。どれも中途半端になり、結局どれも続かず、「自分は意志が弱いんだ」と落ち込む。今思えば、やるべきことを増やせば増やすほど、自分のキャパシティを超えていくのは当たり前だったのに、当時の僕は「もっと頑張らなきゃ」と、足し算の努力ばかりを重ねていました。

そんなときに手に取ったのが、『Think clearly』などで知られるロルフ・ドベリの『Not To Do List 失敗を避けて、よりよい人生にするためのやってはいけないことリスト』でした。「やるべきこと」ではなく「やってはいけないこと」に焦点を当てるという発想の逆転に興味を惹かれ、読み始めました。

本の紹介

この本の面白さは、多くの自己啓発書のように「新しい習慣を増やしましょう」とは言わない点にあります。むしろ、人生をより良くするために本当に効くのは、余計な行動をやめること・避けることだという立場を取っています。行動経済学的な思考のクセや判断ミスの構造を踏まえながら、「何をすべきか」ではなく「何をしてはいけないか」を明確にすることで、結果的に人生をシンプルにしていくという構成です。頑張って足す努力に疲れていた僕にとって、「やめることでうまくいく」という視点そのものが、大きな救いになりました。

心に残った言葉・要点

①「頑張って”増やす”より、まず”やめる”ほうが効果的なことがある」

本書全体を貫いているのが、成長や改善のためには、新しい行動を足すよりも、悪い習慣や無駄な行動をやめるほうがずっと効果的な場合が多い、という考え方です。良い習慣を増やそうと必死になっていた僕にとって、「まずは何をやめるか」を先に考えるという発想の転換は新鮮でした。実際にやめることをいくつか決めてみると、頭の中の余白ができ、以前より物事に集中しやすくなった実感があります。

②「すべての判断を、自分でゼロから考えなくていい」

印象的だったのが、日々の小さな判断の多くは、あらかじめ「やらないルール」を決めておくことで、いちいち悩まずに済むという指摘でした。毎回頭を悩ませて意志力をすり減らすのではなく、「これはやらない」と先に決めておけば、判断の負荷そのものを減らせるという考え方です。僕はこれを参考に、「就寝前のSNSチェックはしない」といった小さな”やらないルール”をいくつか決めてから、夜の時間の使い方に迷わなくなりました。

③「他人の期待に応え続けることは、必ずしも美徳ではない」

本書では、周囲の期待にすべて応えようとする姿勢が、結果的に自分の時間とエネルギーを浪費させる原因になり得るという話も出てきます。断ることに罪悪感を持ちがちだった僕にとって、「全員を満足させようとすること自体をやめる」という視点は、心理的なハードルを下げてくれました。以前より、無理な依頼に対して素直に「できません」と言えるようになったのは、この本の影響が大きいです。

④「完璧な計画より、まず”やらないこと”を決めるほうが実行しやすい」

最後に心に残ったのが、行動計画を細かく作り込むよりも、あらかじめ「やらないこと」を決めるほうが実行しやすく、失敗も避けやすいという考え方でした。分厚い計画を立てては挫折することを繰り返していた僕にとって、「まず何をやめるかを決める」というシンプルな出発点は、実践のハードルをぐっと下げてくれました。

読み終えての決意・変化

この本を読んでから、僕は新しく何かを始める前に、まず「何をやめられるか」を考える癖がつきました。習慣を増やすことに疲れ切っていた自分にとって、これは大きな方向転換でした。すべてをスムーズにやめられているわけではありませんが、「足すのではなく引く」という視点を持てるようになったこと自体が、以前より心を軽くしてくれています。

締めくくり

「もっと頑張らなきゃ」が口癖になり、やることリストが増える一方で息切れしている方は、一度「やめるリスト」を作ってみるといいかもしれません。何を足すかより、何をやめるかを先に決めるだけで、人生はずいぶんシンプルになります。同じように頑張りすぎて疲れているなら、ぜひこの一冊を読んでみてください。

Amazonで見る(単行本)
Amazonで見る(Kindle版)
楽天市場で見る

※本サイトはAmazonアソシエイト・プログラムおよび楽天アフィリエイトプログラムの参加者です。
本サイト内の商品リンクを経由して商品をご購入いただいた場合、Amazon.co.jpの適格販売や
楽天市場等でのご購入実績に応じて、それぞれのプログラムから当サイト運営者に紹介料が
支払われることがあります。

コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です