『瞬動力:「認知科学」×「コーチング」で仕事の初動が早い人になる!』

執筆者:

カテゴリ:

「やろう」と思った瞬間から動けない人へ、初動の遅さを解決する一冊『瞬動力:「認知科学」×「コーチング」で仕事の初動が早い人になる!』を読んで重い腰がすぐ上がるようになった理由

🐌 「あとでやる」が積み重なって、結局いつも後手に回っていませんか

やらなければいけないタスクは頭の中でわかっている。なのに、いざ取りかかろうとすると、なぜかスマホを触ったり、関係のない片付けを始めたり、「もう少し準備してから」と先延ばしにしてしまう。気づけば締め切り前日になって、ようやく重い腰を上げる――そんな自分に、うんざりしていませんか。

僕自身、まさにこのパターンを繰り返していました。「やる気が出たら始めよう」と思っているのに、その「やる気」がいつまで経ってもやってこない。意志の力が足りないのだと自分を責め、モチベーション系の本を何冊も読みましたが、根本的には何も変わりませんでした。「自分は行動力がない人間なんだ」と、ほとんど諦めかけていた時期もあります。

📖 エグゼクティブコーチが説く、「やる気」に頼らない初動のつくり方

そんなときに出会ったのが、エグゼクティブコーチとして活動する名郷根修さんの『瞬動力:「認知科学」×「コーチング」で仕事の初動が早い人になる!』でした。著者は数多くの経営者やビジネスパーソンをコーチングしてきた実績を持ち、認知科学の知見をベースに「すぐやる人」と「先延ばしにする人」の違いを解き明かしています。

この本のいちばんの特徴は、「気合いを入れろ」「やる気を出せ」といった精神論に頼らない点です。行動が早い人は、意志の強さで動いているのではなく、動かざるを得ない「仕組み」や「環境」を先につくっている、という視点から、初動を早めるための具体的なプロセスが紹介されています。読んでいて、これまで自分を責め続けてきたのが少し馬鹿らしく思えるほど、目からウロコの内容でした。

🧠 やる気は「行動の後」からついてくる

本書でまず衝撃を受けたのが、やる気があるから行動できるのではなく、行動を始めたからやる気が後からついてくる、という認知科学の考え方でした。多くの人は「やる気が出るのを待ってから動こう」としてしまうが、それこそが動けない一番の原因だ、という指摘です。

これを読んで、僕はずっと順番を逆に考えていたことに気づかされました。やる気が湧く瞬間をひたすら待っていたのですが、そんな瞬間はそもそも訪れにくいものだったのです。「とりあえず1分だけ手をつけてみる」というごく小さな行動から始める習慣をつけたところ、思っていたよりすんなり作業モードに入れるようになりました。

🏗 「初動」は意志ではなく環境でつくる

もうひとつ印象的だったのが、行動の初速が早い人は、始めるための障害をあらかじめ取り除く「環境デザイン」を先にしている、という考え方です。着手までの手間や選択の数が多いほど、人は先延ばしにしやすくなるという話には、思わず自分の作業環境を思い浮かべてしまいました。

思い返せば、僕が作業に取りかかれないときは決まって、パソコンのデスクトップが散らかっていたり、必要なファイルをどこに置いたか忘れていたりと、始めるまでのハードルが無駄に高い状態でした。この本を読んでから、翌日やることは前日のうちに机の上に出しておく、必要なファイルはすぐ開けるところに置いておくなど、「始めやすい状態」を先につくっておくことを意識するようになりました。

⏱ 完璧な準備を待たず、「6割」で動き出す

本書では、完璧主義な人ほど初動が遅くなりやすいという指摘もありました。準備を完璧に整えてから始めようとすると、いつまで経ってもスタートラインに立てない。むしろ6割程度の準備で動き出し、走りながら調整していくほうが、結果的に早く前に進める、という考え方です。

僕はこれまで「ちゃんと準備してから」を言い訳に、着手そのものをどんどん先延ばしにしていました。この本を読んでから、「とりあえず6割でいいから手を動かす」と割り切るようにしたところ、以前よりずっと早く物事に着手できるようになったと感じています。完璧を目指すこと自体が、実は行動を遅らせる最大の原因だったのかもしれません。

🔁 小さな初動の成功体験を積み重ねる

最後に印象に残ったのが、初動の早さは才能ではなく、小さな成功体験を積み重ねることで再現性のある習慣にできる、という考え方です。一度「すぐ動けた」という感覚を味わうと、脳がその感覚を覚え、次の初動もハードルが下がっていくという流れが説明されていました。

僕はこれを読んで、「行動力がある人」と「ない人」がいるのではなく、初動を早める仕組みを知っているかどうかの違いなのだと考え方が変わりました。特別な才能を持つ人だけが「すぐやる人」になれるわけではない、というメッセージに、素直に励まされました。

🌱 読み終えて、僕の「始め方」がこう変わった

読み終えて一番変わったのは、タスクを前にして固まってしまったときに、「やる気を待つ」のではなく「1分だけ手をつけてみる」という発想にすぐ切り替えられるようになったことです。すべての先延ばし癖が消えたわけではありませんが、着手までの時間は以前よりも確実に短くなりました。

「やろう」と思っているのになぜか動けない、気づけばいつも締め切り直前になって焦っている――そんな感覚に心当たりがある方には、ぜひこの本を手に取ってみてほしいと思います。意志の弱さのせいだと思い込んでいたことが、実は仕組みで解決できる問題だったと、きっと気づかせてもらえるはずです。

Amazonで見る(単行本)

Amazonで見る(Kindle版)


※本サイトはAmazonアソシエイト・プログラムの参加者であり、適格販売により収入を得ています。

コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です