『あっという間にお金はなくなるから「足りない病」の原因と治し方』

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貯金があるのに何となくお金が不安な人へ、「足りない病」の正体を教えてくれた一冊『あっという間にお金はなくなるから「足りない病」の原因と治し方』を読んで気持ちが軽くなった理由

💸 貯金があっても、なぜかずっとお金が不安だった

通帳の残高を見れば、そこまで困っているわけではない。でも、なぜか常にお金のことが頭から離れない。買い物のたびに「本当にこれを買っていいのか」と過剰に悩んでしまう。SNSで誰かの楽しそうな暮らしを見ては、「自分はこのままで大丈夫なのか」と漠然とした焦りが湧いてくる――そんな感覚、ありませんか。

僕自身、収入が特別少ないわけでも、借金を抱えているわけでもないのに、ずっとお金に対する漠然とした不安がつきまとっていました。貯金額をチェックしては安心するどころかもっと増やさなければと焦り、逆に少し出費が続くと「このままではまずい」と落ち着かなくなる。頭では「そこまで困っていない」とわかっているのに、心はいつも「足りない」と叫んでいる。そんな矛盾を抱えたまま、お金と向き合うことが苦しくなっていました。

📖 データアナリスト・佐藤舞さんが解き明かす「足りない病」の正体

そんなときに出会ったのが、データアナリスト・YouTuberとして活動する佐藤舞(サトマイ)さんの『あっという間にお金はなくなるから「足りない病」の原因と治し方』でした。前作『あっという間に人は死ぬから』が10万部を超えるベストセラーとなり、大きな賞も受賞した著者による一冊で、今回はお金にまつわる漠然とした不安の正体に切り込んだ内容になっています。

この本の面白いところは、「もっと稼ぎましょう」「もっと節約しましょう」という具体的なお金の増やし方の本ではなく、そもそもなぜ人は十分な資産があっても「足りない」と感じてしまうのか、その心理のメカニズムから解き明かしてくれる点でした。お金の不安は金額の問題ではなく、心の扱い方の問題かもしれない――そう思わせてくれる構成に、読み始めてすぐに引き込まれました。

🩺 「足りない病」は、お金の量ではなく心のクセだった

本書でまず心に残ったのが、「お金の不安は、残高が増えても消えるとは限らない」という指摘です。むしろ人は状況が変わってもすぐにその状態に慣れてしまい、また新しい「足りない」を探し始めてしまう、という心理的な傾向が紹介されています。

これを読んだとき、僕は自分の不安の正体をようやく言い当てられた気がしました。貯金額が増えても不安が消えなかったのは、そもそも金額の問題ではなく、「足りない」と感じ続けてしまう心のクセの問題だったのです。この一文だけで、これまで自分を責め続けていた気持ちが少し軽くなりました。

📱 他人と比べる限り、「足りない」は永遠に終わらない

もうひとつ強く印象に残ったのが、SNSなどで他人の暮らしぶりと自分を比較することが、「足りない」という感覚を際限なく増幅させてしまう、という話でした。誰かと比べている限り、自分がどれだけ持っていても常に上には上がいるため、満足という状態には決してたどり着けない、という指摘です。

思い返せば、僕がお金の不安を強く感じるのは決まってSNSを見た後でした。誰かの旅行や買い物の投稿を見て、自分の生活と無意識に比べてしまっていたのだと気づかされました。比較をやめない限り不安は終わらないと知ってから、SNSを眺める時間そのものを見直すきっかけになりました。

🌱 不安を消すのではなく、「不安との付き合い方」を変える

本書を通して一貫して語られているのは、お金の不安を完全にゼロにすることを目指すのではなく、不安とどう付き合っていくかを自分なりに見つけていく、という姿勢でした。不安をなくそうと頑張るほど、かえって不安に振り回されてしまう、という逆説的な視点が示されています。

僕はこれまで「不安が完全になくなる日が来るはず」と思い込み、そのゴールにたどり着けない自分に焦りを感じていました。でも「不安はゼロにならなくていい、付き合い方を変えればいい」と考え方を切り替えられたことで、ずいぶん気持ちが楽になりました。

🔍 「本当に必要な金額」を自分の言葉で言語化してみる

本書では、漠然とした不安を減らすために、自分にとって「本当に必要なお金の量」を具体的に言葉にしてみることの大切さも語られています。ぼんやりとした「もっと必要かもしれない」という感覚のままにしておくと、いつまでも不安は解消されないという考え方です。

僕はこれをきっかけに、自分が本当に必要としている生活費や貯蓄額を一度紙に書き出してみました。漠然と不安に思っていたときよりも、数字として可視化したことで「意外と、今のままでも大丈夫かもしれない」と思える瞬間があり、それだけでも心が軽くなったのを覚えています。

🍀 読み終えて、僕のお金との向き合い方に起きた変化

読み終えて一番変わったのは、通帳の残高を見て「足りない」と感じたときに、「これは本当にお金の問題なのか、それとも自分の心のクセなのか」と一度立ち止まって考えられるようになったことです。不安が完全になくなったわけではありませんが、不安に振り回される時間は以前より確実に減りました。

貯金があるのになぜか安心できない、他人と比べては焦ってしまう――そんな感覚を抱えている方は、ぜひこの本を手に取ってみてください。お金の増やし方ではなく、お金との向き合い方を変えるヒントが、きっと見つかるはずです。

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