『ハーバード、スタンフォード、科学的に証明された時間をムダにしない人の習慣』

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頑張っているのに一日の終わりに何も進んでいない気がする僕が、『ハーバード、スタンフォード、科学的に証明された時間をムダにしない人の習慣』を読んで時間の使い方を見直した理由

🕐 頑張っているのに、一日の終わりに「今日も何も進んでいない」と感じませんか

タスクリストは常に埋まっているのに、夜になって振り返ると、大して進んでいない。忙しく動き回った実感はあるのに、成果として残っているものが少ない。そんな「頑張っているのに空回りしている感覚」を抱えたことはないでしょうか。

僕自身、まさにこのタイプでした。朝から晩までスケジュールはぎっしりなのに、気づけばSNSを何十分も眺めていたり、大した用事でもないメールの返信に時間を溶かしていたり。「時間が足りない」と嘆きながら、実は自分で時間を浪費している場面がたくさんあったのです。

📚 同じ著者の「習慣の本」とは違う、時間管理に特化した一冊

このブログでは以前、明治大学教授・堀田秀吾さんの『すごい習慣大百科』(112個の習慣テクニックを集めた本)を紹介しましたが、今回手に取った『ハーバード、スタンフォード、科学的に証明された時間をムダにしない人の習慣』は同じ著者による別の本です。習慣全般を幅広く扱った前作に対して、今回は「時間の使い方」というテーマに絞り込み、世界80カ国以上の大学の研究データをもとに、時間を浪費してしまう人と有効に使えている人の違いを科学的に解説している点が特徴です。

「気合いで頑張れ」ではなく、脳科学・心理学の研究結果から「なぜその行動が時間を奪うのか」を教えてくれるので、根性論が苦手な僕には非常に納得感がありました。

⏳ 「マルチタスクは時間を増やさない」という事実

本書で最初に頭を殴られたような気持ちになったのが、マルチタスクに関する話でした。複数の作業を同時にこなしているつもりでも、実際には脳の中で高速に注意を切り替えているだけで、切り替えのたびに集中力が削られ、トータルで見ると一つずつ片付けるより時間がかかってしまう、という研究が紹介されています。

僕はまさに「作業中にチャットの通知が来たら即返信」「動画を流しながら資料作成」というマルチタスクを、効率的だと信じて疑っていませんでした。ですが本書を読んで、それが「効率的にやっている感覚」を得ているだけで、実際には時間を浪費している行為だったと気づかされました。この一文をきっかけに、作業中は通知を切ってひとつの作業に集中する時間を意識的に作るようになりました。

🧠 「決断疲れ」が一日の時間を静かに奪っている

もう一つ印象的だったのが、「小さな決断の積み重ねが、後の集中力を確実に消耗させる」という話です。何を着るか、何を食べるか、どのメールから返信するか――こうした些細な選択の一つひとつが脳のエネルギーを使っており、意思決定の回数が増えるほど、重要な場面で踏ん張る力が残っていない状態になってしまう、という考え方でした。

言われてみれば、僕は一日中「これをやるべきか、あれをやるべきか」と悩んでは時間を使っていました。本書を読んでから、朝の服装や昼食のメニューなど、重要度の低い選択はあらかじめルーティン化してしまうことにしました。決めることを減らすだけで、夕方以降も思考がクリアな状態を保てるようになった実感があります。

📵 「隙間時間の使い方」が積み重なると大きな差になる

本書ではまた、5分・10分といった細切れの隙間時間の使い方について、多くのページが割かれています。多くの人がこの隙間時間を「中途半端だから」とスマホを眺めるだけで消費してしまいがちですが、この積み重ねが一年単位で見ると膨大な時間になっている、という指摘は非常に刺さりました。

僕は通勤時間や待ち合わせまでの数分を、ほぼ間違いなくSNSに使っていました。本書を読んでからは、その数分を軽い読書やタスクの整理に充てるよう意識するようにしています。一回あたりの効果は小さくても、一日の終わりに感じる「今日は何もできなかった」という感覚が明らかに減りました。

🎯 「締め切りのない作業は永遠に終わらない」という法則

最後に紹介したいのが、「与えられた時間はすべて使い切られてしまう」という有名な法則に基づく話です。締め切りを設定しない作業は、どれだけ時間をかけても際限なく延び続けてしまう、という研究が本書でも取り上げられていました。

僕にはこれが痛いほど当てはまりました。「いつかやろう」と思っていたタスクほど、いつまで経っても終わらない。逆に「今日中に」と自分で締め切りを決めた作業は、不思議とその時間内に収まることが多いのです。本書を読んでからは、どんな小さな作業にも自分なりの締め切りをつける習慣を意識するようになりました。

🌅 読み終えて、僕の中で変わったこと

読み終えて一番変わったのは、「忙しい=時間を有効に使えている」ではないと、はっきり自覚できたことです。何にどれだけ時間を使っているかを一つひとつ見直し、無意識にやっていたマルチタスクや隙間時間の浪費に自分で気づけるようになったことで、以前よりも同じ一日の中でやり切った感覚を得られるようになりました。

同じ著者による『すごい習慣大百科』とはまた違った角度から、日々の時間の使い方を見直したい方には、ぜひこちらの一冊も手に取ってみてほしいです。「頑張っているのに進んでいない」というモヤモヤを抱えている方こそ、読む価値があると思います。

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