こうやって頭のなかを言語化する。』

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言いたいことがうまく言葉にならない人へ、モヤモヤの正体を掴む一冊『こうやって頭のなかを言語化する。』を読んで話し方が変わった理由

🌀 「言いたいことはあるのに、うまく言えない」もどかしさ

会議で発言を求められた瞬間、頭が真っ白になる。自分の考えはあるはずなのに、いざ口を開くと「なんかいい感じの、あの、こういう…」と歯切れの悪い言葉しか出てこない。SNSで何かを発信しようとしても、「伝えたいことはあるのに、うまく文章にならない」と結局下書きのまま消してしまう――そんな経験、ありませんか。

僕自身、まさにこのタイプでした。頭の中にはモヤモヤとした考えやアイデアの種があるのに、それを言葉に変換する段階でうまくいかない。会議の後になって「ああ、本当はああ言いたかったのに」と一人反省会をすることも一度や二度ではありませんでした。自分は考えが浅いのかもしれない、そう思い込んでいた時期もあります。

📖 電通のトップコピーライターが教える「言語化」という技術

そんなときに手に取ったのが、電通のトップコピーライターとして活躍する荒木俊哉さんの『こうやって頭のなかを言語化する。』でした。10万部を超えるベストセラーとなり、「言語化」というテーマの本の中でも特に注目を集めている一冊です。

この本が良かったのは、「もっとたくさん本を読みましょう」「語彙を増やしましょう」といった漠然としたアドバイスではなく、頭の中のモヤモヤを言葉に変換するための具体的な技術として言語化を捉えている点でした。コピーライターとして言葉のプロが実践してきた考え方を、誰でも使える手順として解き明かしてくれる内容で、「センスの問題」だと諦めていた僕には目から鱗の連続でした。

🧩 言語化できないのは「センス」ではなく「手順」の問題

本書でまず衝撃を受けたのが、言葉にできないのはセンスがないからではなく、頭の中のモヤモヤをそのまま言葉にしようとしているからだ、という指摘でした。考えを一気に完成した文章として出そうとするから、詰まってしまう。まずは断片的な言葉でもいいから外に出し、それを整理していく手順を踏むことが大事だという考え方です。

これを読んで、僕は自分がずっと「一発でうまいことを言おう」としすぎていたことに気づかされました。頭の中で完璧な言葉を探してから話そうとするから、口を開くまでに時間がかかり、結局何も言えなくなっていたのです。「まず出す、あとで整える」でいいのだと知れただけで、肩の力がふっと抜けた感覚がありました。

✍️ モヤモヤを「箇条書き」にしてから言葉を組み立てる

本書で紹介されている実践的な考え方のひとつが、頭の中の考えをいきなり文章にせず、まず単語やフレーズの断片として書き出してみる、というステップです。断片同士のつながりを後から見つけていくことで、自然と一本の筋の通った言葉が組み上がっていく、という流れが解説されています。

僕はこのやり方を、会議の前のちょっとした準備に取り入れてみました。話したいことを一文にまとめようとするのではなく、思いついた単語をとにかく箇条書きで並べてみる。それだけで、いざ発言する場面での言葉の出方が明らかにスムーズになったのを実感しています。

🎯 「誰に、何を伝えたいのか」を先に決める

もうひとつ印象的だったのが、言葉を発する前に「誰に向けて、何を伝えたいのか」を明確にすることの重要性です。相手や目的が曖昧なまま話し始めると、言葉も散らかってしまう。逆に、伝える相手と伝えたい核をひとつに絞るだけで、驚くほど言葉がまとまりやすくなる、という考え方でした。

僕はこれまで、話す内容ばかりに気を取られていて、「誰に向けて話すか」を意識したことがほとんどありませんでした。試しに発言の前に一瞬「これは誰に、何を伝えたい話か」と自問するようにしてみたところ、それだけで話がずっと簡潔になったように感じます。

💬 言語化は「自分を知る」ことでもあった

本書を読み進めるうちに、言語化という技術は単に他人に伝えるためのものではなく、自分の考えを自分自身で理解するための作業でもあるのだと気づかされました。うまく言葉にできないとき、実はまだ自分でも何を考えているのか整理できていないことが多い、という指摘には強く共感しました。

言葉にならないモヤモヤを抱えたとき、それを「うまく話せない自分のせい」にするのではなく、「まだ考えが整理できていないだけ」と捉え直せるようになったのは、この本を通して得られた大きな変化でした。

🍀 読み終えて、僕の「話し方」に起きた変化

読み終えてから、会議やSNSでの発信の前に、頭の中の断片をメモに書き出す習慣が身につきました。完璧な言葉を最初から探すのではなく、まず言葉の欠片を出してみる。それだけで、以前よりも自分の考えを人に伝えることへの苦手意識が和らいだ気がしています。

もし、頭の中には考えがあるのにうまく言葉にできずもどかしい思いをしているなら、この本はきっと具体的な突破口をくれるはずです。センスの問題だと諦めてしまう前に、一度この本が示す「言語化の手順」を試してみてほしいと思います。

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