『世の中の8割はどうでもいい。』

執筆者:

カテゴリ:

他人の評価を気にしすぎて疲れ切っていた僕が、『世の中の8割はどうでもいい。』を読んで肩の荷を下ろせた理由

😮‍💨 頑張っているのに、なぜか誰にも認められない気がする

SNSでの反応が気になって仕方がない。会議で発言する前に「変な人だと思われないか」と何度も考えてしまう。頑張って出した成果も、誰かの一言で全部台無しになった気分になる。そんなふうに、自分の価値を他人の評価にゆだねてしまっている感覚に覚えはないでしょうか。

僕自身、長らくこの「他人の目」に人生の主導権を握られていました。頑張ってもうまくいかないとき、「自分のやり方が間違っているんじゃないか」「周りにどう思われているんだろう」と、本来考えなくていいことにまで神経をすり減らしていたのです。そんなときに出会ったのが、元刑務官でVTuberとしても活動する犯罪学教室のかなえ先生の『世の中の8割はどうでもいい。~頑張ってもうまくいかない人生を変える思考術~』でした。同著者には『人生がクソゲーだと思ったら読む本』というシリーズ作もありますが、本書はその流れを汲みつつ、「どうでもいい」を軸にした独自の思考術としてまとまっている一冊です。

📖 元刑務官だからこそ語れる、割り切りの思考術

この本のユニークな点は、著者が刑務官として数多くの人間の心理と向き合ってきた経験から、「人はどこまで他人に興味を持てるのか」という現実を冷静に見せてくれるところです。多くの自己啓発書が「他人を気にするな」と精神論で語るのに対して、本書は「実際、他人はあなたのことをそこまで気にしていない」という構造そのものを解き明かしてくれます。ただ楽観的に励ますのではなく、人間関係やSNSでの評価を「重要度で仕分ける」という具体的な思考の技術を教えてくれる点が、読んでいて実践しやすいと感じました。

🎯 「本当に大事な2割」以外は切り捨てていいという発想

本書で最初に刺さったのが、人間関係や日々のあれこれのうち、自分の人生に本当に影響を与えるのはせいぜい2割程度で、残りの8割はどう転んでもさほど変わらない、という思考の仕分け方です。すべてを同じ重みで受け止めようとするから疲れてしまう、という指摘でした。

僕はこれまで、職場のちょっとした一言も、SNSの見知らぬ人のコメントも、すべて同じ重要度で受け止めて消耗していました。この「2割・8割」という物差しを知ってから、何かに引っかかりを感じたときに「これは自分の人生に関わる2割か、それともどうでもいい8割か」と一度立ち止まって考える癖がつきました。それだけで、無駄に落ち込む頻度がかなり減った実感があります。

🕵️ 「他人はそこまであなたを見ていない」という現実

もう一つ印象的だったのが、元刑務官という立場から見えてきた、人間の関心の向き方についての指摘です。多くの人は自分のことで精一杯で、他人の失敗や言動を長く覚えていることは意外と少ない、という現実的な話でした。

僕はずっと「あのとき変なことを言ってしまった」と何日も引きずるタイプでしたが、この指摘を読んでから、自分が思っているほど周りは自分を見ていないし、覚えてもいないのかもしれない、と少し軽く考えられるようになりました。もちろん配慮を完全に手放すわけにはいきませんが、必要以上に他人の反応を先読みして疲れることは明らかに減りました。

🚪 「距離を取る」という選択肢を持っていい

本書ではまた、無理に相手を理解しよう・仲良くなろうとするのではなく、「距離を取る」という選択肢を持つことの大切さについても語られています。すべての人間関係を良好に保とうとすること自体が、心をすり減らす原因になっているという趣旨の話です。

僕は人間関係において「嫌われてはいけない」という意識が強く、合わないと感じる相手にも無理に歩み寄ろうとしていました。本書を読んでから、「合わない人とは無理に近づかなくていい」と思えるようになり、心理的な距離を調整することへの罪悪感が減りました。すべての人と仲良くしなくていいと分かっただけで、人間関係のストレスが目に見えて軽くなりました。

🔑 「どうでもいいと決めるのは、自分自身」という視点

最後に強く印象に残ったのが、何が「どうでもいい」のかを決めるのは他人ではなく、あくまで自分自身だという視点です。世間の基準や他人の物差しに合わせて重要度を決めていると、いつまでも他人の人生を生きることになる、という指摘には思わずはっとさせられました。

僕はこれまで、「これは大事なことだ」という判断基準すら、無意識に周囲の空気に合わせて決めていました。この視点を得てから、自分にとって本当に大事なものは何かを、他人の基準ではなく自分の基準で選び直す作業を始めています。まだ模索中ではありますが、少なくとも「みんなが気にしているから自分も気にしなきゃ」という思考からは距離を置けるようになりました。

🌿 読み終えて、僕の中で変わったこと

読み終えて一番変わったのは、すべての出来事や評価を同じ重さで受け止める必要はない、と思えるようになったことです。頑張ってもうまくいかないと感じていたのは、本来どうでもいいことにまで全力で向き合いすぎていたからかもしれない、と気づけたことは、僕にとって大きな発見でした。

他人の評価やSNSの反応に振り回されて疲れ切っている方には、ぜひこの本を手に取ってみてほしいです。『世の中の8割はどうでもいい。』というタイトルの潔さそのものが、肩の力を抜くための最初の一押しになってくれるはずです。

Amazonで見る(単行本)
Amazonで見る(Kindle版)
※本サイトはAmazonアソシエイト・プログラムの参加者であり、適格販売により収入を得ています。

コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です