「どうせ才能がないから」が口癖だった僕が、『やり抜く力 GRIT』で挑戦をやめない理由を見つけた話
何をやっても続かない自分に、うんざりしていませんか
資格の勉強、副業、ダイエット、ランニング――何か新しいことを始めるたびに、最初の数週間は頑張れるのに、気づけばフェードアウトしている。そして決まって出てくる言い訳が「自分には才能がないから」でした。継続している人を見ては「あの人は特別だから」と、勝手に自分とは違うカテゴリーの人間として片付けてしまう。そんな自分にほとほと嫌気がさしていたころ、書店で目に留まったのが『やり抜く力 GRIT』(アンジェラ・ダックワース著)でした。
心理学者が「最後までやり抜く人」を大規模に調査した本
著者は心理学者として、軍の厳しい訓練を耐え抜く候補生や、スペリングコンテストで上位に残る子どもたちなど、さまざまな分野で結果を出す人たちを長年調査してきた人物です。単なる精神論ではなく、実際の調査や研究に基づいて「続けられる人」の共通点を解き明かしていく構成に、読み始めてすぐ引き込まれました。
🔥 才能より「情熱×粘り強さ」がものを言う
本書が提示する「GRIT」という概念は、興味を持ち続ける「情熱」と、困難があっても投げ出さない「粘り強さ」を掛け合わせたものです。才能の高さそのものよりも、この掛け算のほうが結果を左右するという主張を読んだとき、正直ハッとしました。自分は「才能がないから続かない」のではなく、「情熱と粘り強さの育て方を知らなかっただけ」なのかもしれない、と思えたからです。
🧠 「才能がある人=得な人」という思い込みを手放す
本書では、才能があればそれだけで有利だという一般的なイメージに疑問が投げかけられています。同じ才能を持っていても、努力を継続できるかどうかで結果が大きく変わるという指摘は、「才能がないから無理」と最初から諦めてきた僕にとって、言い訳の逃げ場をひとつ塞がれたような感覚でした。同時にそれは、「まだ諦めるには早い」という前向きな気づきでもありました。
🌱 GRITは生まれつきじゃなく、育てられる
本書の一番の救いは、GRITを固定的な性格ではなく、経験や環境によって伸ばせる力として位置づけている点です。興味の見つけ方、目標の立て方、逆境との向き合い方まで、後天的に鍛えられる要素として具体的に紹介されており、「今からでも遅くない」と思わせてくれました。
🎯 一つの目標に絞るという発想の転換
あれこれ手を出しては長続きしなかった僕にとって、特に響いたのが「上位の目標」を一つ定め、日々の行動をその下に紐づけるという考え方です。資格の勉強も、副業も、運動も、バラバラに頑張ろうとしていたことに気づき、まず何のためにやっているのかという軸を一本作ることから見直しました。
読み終えて、挑戦への向き合い方が変わった
読み終えたあと、「才能がないから」という言い訳を口にする回数が明らかに減りました。うまくいかないときも、「情熱が足りないのか、粘り強さの部分でつまずいているのか」と、少し分解して考える癖がついたように思います。もちろん、これだけで急に何でも続けられる人間になったわけではありません。ただ、諦める前に立ち止まって考える材料を持てたことは、僕にとって大きな変化でした。
「才能がないから」で諦めそうな人へ
継続できないことを才能のせいにして、挑戦そのものを諦めそうになっている人にこそ読んでほしい一冊です。世界的なベストセラーとして長く読まれている理由が、読み終えたときに伝わってくるかもしれません。
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