SNSの「いいね」の数に一喜一憂していた僕が、『反応しない練習』を読んで心のクセと向き合えるようになった理由
🌱 他人の一言で、一日中モヤモヤしてしまう
SNSの「いいね」の数が気になる。誰かの一言に引っかかって、一日中そのことばかり考えてしまう。周囲からどう見られているかが気になって、素直に行動できない――そんな感覚を抱えたことはありませんか。
僕自身、些細な出来事に心がずっと反応し続けてしまうタイプでした。職場でのちょっとした一言、SNSでの他人の投稿、家族との些細なすれ違い。出来事そのものはとっくに終わっているのに、頭の中では何度も同じ場面を再生してしまう。そうやって自分で自分を疲れさせていることに、当時はあまり気づいていませんでした。
📖 「反応そのものを見つめ直す」という考え方との出会い
そんなときに手に取ったのが、草薙龍瞬さんの『反応しない練習』でした。人間関係やSNS上のストレス、承認欲求からくるモヤモヤに対して、感情に振り回される前に「反応そのものを見つめ直す」という考え方を紹介する一冊です。
悩みが生まれる仕組みをシンプルに整理し、現代の日常的な悩みに応用しやすい形で解説している点に惹かれました。以下では、僕が特に印象に残った考え方と、それによって自分がどう変わったかを紹介します。
🔑 悩みの正体は「心の反応」だった
本書の基本的な考え方は、「悩みの多くは、出来事そのものではなく、それに対する自分の心の反応から生まれている」というものです。出来事と反応を切り分けて捉えることで、感情に飲み込まれる前に一歩引いて状況を見つめ直す、という視点が紹介されています。
この考え方を知ったとき、僕は自分の悩み方を初めて客観視できた気がしました。「あの人の言葉が悪かった」のではなく「自分の心がそこに反応してしまった」だけなのかもしれない。そう捉え直せるだけで、出来事そのものへの怒りが少し和らいだのを覚えています。
🕒 「求めすぎ」「比べすぎ」「決めつけすぎ」という心のクセ
本書では、承認欲求や他人との比較、思い込みといった、悩みを生みやすい心の動きのパターンがいくつか整理されています。自分の悩みがどのパターンに当てはまるのかを言語化することで、漠然とした不安を扱いやすい形に整理していく、という構成です。
僕は自分の悩みを振り返ってみて、「比べすぎ」のパターンに強く当てはまることに気づきました。SNSで他人と自分を比較しては落ち込む、という行動が、まさにこの「求めすぎ」「比べすぎ」というクセそのものだったのです。名前がついたことで、次にその感覚が来たときに「あ、これはいつものクセだ」と気づけるようになったのは、思っていた以上に大きな変化でした。
🔍 感情の前に、まず事実を確認する
本書のタイトルにもある「反応しない」という考え方の背景には、感情的に反応する前に、まず自分の心の状態を客観的に理解しようとする姿勢があります。何が起きているのかを事実として捉え、そこに余計な思い込みや評価を上乗せしていないかを確認する――という、落ち着いて物事を見つめ直すための考え方が紹介されている点が印象的でした。
僕はこの考え方を、モヤモヤした瞬間に「今、自分は事実に反応しているのか、それとも自分の解釈に反応しているのか」と自問する習慣として取り入れてみました。完全にできているわけではありませんが、以前よりも一呼吸置けるようになった実感があります。
🏠 職場・SNS・家庭、身近な場面への応用
職場の人間関係、SNSでの他人との比較、家庭内でのすれ違いなど、現代人が直面しやすい具体的な場面を例に、考え方をどう当てはめられるかが解説されています。抽象的な話にとどまらず、身近な悩みに引き寄せて読める構成です。
僕にとって一番刺さったのは、SNSに関する部分でした。「いいね」の数に反応してしまう自分の心の動きを、他人事のように読める文章で解説されていて、「自分だけじゃないんだ」と少しほっとしたのを覚えています。
🍀 読み終えて、僕の中で変わったこと
読み終えて一番変わったのは、モヤモヤした瞬間に「なぜ自分はこんなに反応してしまうのだろう」と、一度立ち止まって考えるクセがついたことです。他人の評価や周囲の視線から完全に自由になったわけではありませんが、反応する前に一呼吸置けるようになっただけで、日々の疲れ方が変わってきた気がしています。
同じように、他人の一言やSNSの反応に心をすり減らしている方は、ぜひ一度この本を開いて、自分の心のクセと向き合う時間を作ってみてください。
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